パジャマとテディベアと私

子持ち30代会社員(女)の毎日を綴ります。

人の時間の使い方にケチをつけるということ

久しぶりに夫婦間でいざこざというか、ざわつきがあった。具体的な話は省くが、二人の意見をまとめなければならない案件があり、双方意見を出した。夫的には、その私の出した意見が不十分で消極的に見えたようで、もっとちゃんと自分を説得できるような意見を出せと。私からしてみると、夫は意見をまとめると言いつつも頭の中ではもう答えが決まっているように見えた、しかもその答えは以前に私が否の回答を出したものだった。以前出した回答は何だったのか?という理不尽に思う気持ちと、出した意見を形上見られた結果貶されて結局出来レース的に結果が決まるという状態に憤慨していた。

 

その話題自体は何とか妥協点を見い出せる運びとなったのだが、心にささくれとして残ったのは、言い争いの中で夫が発した一言。

「自分のやりたいこととか趣味とかやってる暇があったらもっとその分検討してマトモな意見を出せ。」

 

これは…言い争いの中でここに対して反論すると泥仕合になるので何とか堪えたが、どうにも腹に据えかねたのでここに書き残しておく。

 

暇?そんなものがあったら頂戴したいわ。というか人の趣味にケチをつけるのは反則ではないか?

 

私はキャパシティが広いわけではない。だから、毎日仕事と家事と育児を回すことに必死だし、一日が終わるともう自由時間もあまりないし、体力もそんなに残っていない。

それでも何とか自分なりのフルスロットルで家事を片付けたり朝早起きして捻出した時間で、ブログを書き、読書をし、ドラマを観ている。週末はヨガやピラティスの時間はもらっているが、それ以外はほぼ家事育児だ。これらは「暇」ではなく、人らしく過ごすために必要な「息抜き」だ。

この息抜きは、削れと人が口出ししていい領域を超えていると思う。

平日休日問わず家にいるときはスマホでニュースや漫画を見てずっとソファーに座って(たまに子に「見るのやめて!」とスマホを奪われている)過ごしている夫の態度にイライラすることは少なくないが、それでも私は夫の時間の使い方自体には文句を言わないように気を付けている。そこは個人の領域だから。

 

意見を出せと言っているのに出さなかった。私がもしそうしていたとすれば、百歩譲って「暇があったら」と非難されても仕方がないと思う。でもそうじゃない。考えて意見を出した。適当にはやっていない。夫が出した意見と同水準だった。それなのに投げつけられたその一言は、私の心にちくちくといる後味を残した。

こういうとき、もやもやが長引くと生活が楽しくなくなるので、一刻も早くストレス解消しなくてはならない。文章として書き残すことで、少しスッキリしたけれど…足りない。何とか、夫の言うところの「暇」を作って、好きな本を読み、その世界に没頭しよう。