パジャマとテディベアと私

子持ち30代会社員(女)の毎日を綴ります。

遅れてきたおっさんずラブ熱

以前ブログでちらっと触れたが、PrimeVideoで「おっさんずラブ」を観始め、先日最終回までたどり着いた。

 

episode1 OPEN THE DOOR!

episode1 OPEN THE DOOR!

  • 発売日: 2018/04/25
  • メディア: Prime Video
 

 

おっさんずラブ」がリアルタイムで放映されていた時期は、育休からの復帰直後で毎日が戦争のようであり、日々1日のスケジュールをアップデートしては壊し、壊しては欠片をかき集め・・な状態だった。話題になっていたのは知っていたが、視聴する心と身体の余裕が全くなく、スルーしていたのだ。
約2年の時を経て観てみると…何て楽しいドラマなんだこれは。リアルタイムで観なかったことを、本当に後悔した。Twitterでの視聴祭や感想祭に、参加したかった…。その後悔と鬱憤とを晴らすべく、この記事を書く所存である。

 

何が良いってまず、演者がいい。みんな演技巧者で、あっという間におっさんの世界に惹き込まれる。まさか、吉田鋼太郎林遣都が恋敵になるなんて…。この2人が揃っていると思い出すのが、フジテレビで放送されていたドラマ「カラマーゾフの兄弟」だ。

 

カラマーゾフの兄弟 DVD-BOX

カラマーゾフの兄弟 DVD-BOX

  • 発売日: 2013/08/02
  • メディア: DVD
 

 

この作品では、吉田鋼太郎が高圧的であくどい成金の父親、林遣都がその息子(三男)を演じていた。吉田鋼太郎の舞台仕込みの強烈な演技と、林遣都の癒しと屈折の光とがとても印象に残っている。余談だが、この作品は、斎藤工のことが大好きになった、個人的な記念の作品でもある。DVDが欲しくてたまらないが、劇中曲がTVとは異なっているとのことで二の足を踏んでいる。そんな、Paint It Blackが流れないなんて、片手落ちにもほどがあるじゃないか。
とまあそれなりに思い入れのある「カラマーゾフの兄弟」からの「おっさんずラブ」は、なかなかのギャップだ。会社の屋上で春田こと田中圭を巡ってバトルしあう場面など、2人とも(加えて田中圭も)ノリノリでバッチバチでとても楽しそう。スリーピースでキメキメの部長さんなのに春田の前では乙女になってしまう、武蔵こと吉田鋼太郎。病院でうるうると春田を見上げる武蔵など、女の私でもキュンとしてしまった。林遣都演じる牧は牧で、視聴者が感情移入しまくってしまう役どころ。物言わぬ時に見せる眼差しに私は牧の心情を深読みし、早朝からもだえ苦しんでいた。

 

そう、演者のみならず、ストーリーもいいのだ。王道のラブストーリーだから、観ている側はすうっと感情移入しやすい。「初めて恋をした日に読む話」もそうだったが、ただ、王道をなぞるだけではないのも大事だ。すれ違いやうっかり目撃してしまう系のラブストーリーあるあるをふんだんに盛り込みつつ、登場人物一人一人の描写はきちんとしている。小ネタもたくさん、丁寧に挟まれている。そして、脇役も含めて登場人物がみんないい人だし、大団円ではそれぞれに優しい結末を与えているのが、温かい。誰もひどいことをしない、いや、離婚を切り出すとか一方的に別れを切り出すとか、場面場面ではそれなりに重い部分もあるのだけど、最終的に必ず救われるし、救われると信じて観続けることができるから、幸せになれるのだ。

…とまあ、こんなに語るほどはまったわけですが。遅れたブームは収まらず、ドラマの公式本まで買ってしまった。ゆっくり読む時間は取れていないが、時々パラパラとめくってはドラマのことを思い出している。
SEASON2や劇場版は、賛否両論あるようなので手を出そうかまだ悩んでいるところ。SEASON2はPrimeVideoにあるので、とりあえずお気に入り登録はしておいた。


そして私の中でしばらく林遣都祭になる予感。今日の朝のお供は、映画「風が強く吹いている」だった。また毎朝の楽しみが増えて、非常にうれしい。

そして、林遣都を眺めながら、とうとう作ったお弁当を写真に撮ってみたので載せておく。


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しそふりかけごはん
たまごやき
鶏チャーシュー
キャベツときゅうりのコールスローサラダ

しかし、写真をきれいに撮るのは難しい。下に敷いている布は波打っているし、縦に取ればいいのか横に撮ればいいのかもよくわからない。インスタグラマーを尊敬する。