パジャマとテディベアと私

子持ち30代会社員(女)の毎日を綴ります。

出張最終日の結果と子の反応など

「モツ鍋食べて帰りたい」と言っていた福岡出張、最終日はどうなったのか。結論からいうと、モツ鍋は食べられなかった。

日々色々と新たな課題が出続けるプロジェクト、情報を整理して次の方策を考えるだけでも時間がかかる。試行錯誤を繰り返しているうち、最終飛行機に何とか乗れる…という時間まで仕事し続けることになってしまった。モツ鍋を煮ている時間など、全くない状態。一緒に出張しているメンバーも完全に諦めモード。結局、その日の晩御飯は、空港の売店で「少しでも福岡色のあるものを…」も購入した明太子パンになってしまった。そのパンが、意外とくっきりした味でなかなか美味しかったので、まあ良いんだけど。モツ鍋を完全に忘れることが出来ず、ウジウジ後ろ髪をひかれながらの帰宅と相成りました。

 

そんな状態だったが、実はそれほど後悔は残っていない。というのも、お土産は超高速で目当てのものを買い集めきることが出来たから。通りもん、雪うさぎ、高菜2パック、会社でのバラマキ用にチロリアン。お土産については、いっぱしの福岡旅行だ。

また、これは意外だったのだが、宿泊したホテルの朝ご飯が想像以上に立派で、博多の味を少しずつ楽しめたし、広々とした空間で食事自体もゆっくり堪能することが出来た。通常はビュッフェスタイルの朝食らしいが、時節柄ビュッフェは自粛。洋定食か和定食のどちらかを選択する方式に変更となっていた。普段の朝ごはんはトーストだし…という理由で和定食を選んだのだが、これが大正解。小鉢に少しずつがめ煮やおきゅうとなどが載せられ、正統派の博多感ありまくり。味噌汁は白味噌でぷりぷりの浅蜊が入っていた。メインはサバと、卵焼きと、あと鯛茶漬け。デザートにコーヒーまでついていた。盛り付けもキレイだったので写真を撮りたかったが、他にもお客さんがいて、皆静かな時間を過ごしていたのでやめておいた。この大当たりは大きかった。

 

さて、最終飛行機で帰宅したときは勿論子は夢の中。夫はまだ起きていたので2日間のお礼を言い、お土産話をしたり、爆撃を受けたような状態のリビングを多少片付けたりしつつ、風呂に入って就寝したのは午前2時半。翌日土曜は、少し朝寝坊させてもらった。子は、普段だと私より先に起きた場合は一人でリビングに向かうのだが、今日は「ママがいる!」と思ったのか、起きてーと言って布団の上に飛び乗ってきた。久しぶりの子の布団越しの感触に、じんわりと癒やされた。

夫に不在の間の子の様子を聞くと、「ママが仕事でいない日がある」ということは認識していたが、それほど不安定にはなっていないように見えたとのこと。ただ、最近は大きい方以外はトイレに失敗しないようになっていたのに、珍しく保育園で3回もお漏らしをしたようで、やっぱり非日常ということを感じていたのだなあ、と少し申し訳なく思った。

世のお父さんお母さんで出張や単身赴任などをする方はたくさんいらっしゃるし、私も夫も今後泊まりがけの出張はあり得ると思う。思うが、残る方のパートナーや子にかける負担を思うとどんよりした気持ちになるし、何より自分自身がふとした瞬間に寂しさを覚える。母親はこういうことを言っても周りが同意してくれるけど、父親側はなかなかそうもいかないだろう。世間は父親にはある意味厳しいよなあ。父母関係なく、家族を思う気持ちは同じなのに。今回の出張で、とりとめもなくそんなことを考えた。

 

とかく忙しいことを美化しがちな自分を戒めなくてはいけない。そう思いつつ、今日は、子のワガママに存分にお付き合いさせていただきました。