パジャマとテディベアと私

子持ち30代会社員(女)の毎日を綴ります。

私が今いる会社で働き続ける理由とこれからの展望

新卒で入社してから、今年の4月で16年目を迎える。思えば長く務めてきたものだ。会社の場所はずっと変わらず。部署の異動は1回。ただし他に1回、育休明けに、他部署に1年弱レンタル移籍されたことがある。何事にも飽きっぽく怠け者の私が、何故こんなに一所にい続けることが出来たのか。それにはいくつか理由がある。

 

1つ目、給料が比較的良いこと。育休明けは時短勤務になったので年収としては減ったが、それでも日々節約に奔走する必要がなく、ある程度の欲しいものは手に入れられる位の給料は貰えている。もっと有名な会社にいたり、公務員や専門職だったりの人には劣るし彼らを羨ましく思うこともあるが、それでも世間一般から見ると恵まれていると思う。

2つ目、転勤がないこと。技術職は、マネージャークラスにならない限りは社命による転勤はほとんどない。うちの会社の昇進はとても古めかしい仕組みなので、マネージャーになれるのはすごく早くて40代前半の人からである。ということで、今までもこれから暫くも、転勤の可能性は低い。更にこちらもある意味古めかしく、小さい子のいる女性は転勤対象にはかなり入りづらい。そんなこんなで、住居の移動やそれに伴う負担がなく、家庭持ちには働きやすい環境なのだ。

3つ目、これが1番大きい理由なのだが、今いる部署の雰囲気がとても良いこと。入社してすぐに配属された部署や、育休明けにレンタルされた部署は、周りに興味がない人だらけな上にローカルルールが多く、そのルールに則れないものは、表現は悪いが容赦なく排除するような空気に満ちていて、大分息苦しかった。一方で今の部署は、仕事の忙しさは社内でもトップクラスだと思うが、基本的にみんなポジティブ。プロジェクトが炎上して担当者が疲れ切っていると周囲はできる限り手を差し伸べるし、励ますし、冗談を言って元気づける。こう書いていると人として当然のことばかりな気がするが、案外そういう人が集まる部署は少ないんではないかと思う。他社の話を友人から聞くこともあるが、チームの雰囲気の良さは、自画自賛だが(しかもかなり少ないサンプルの中でだが)うちが一番だ。

 

良いメンバーに恵まれて毎日働けていること、それには本当に感謝している。ただ、今現在何も不満はないかというと、そうでもない。

というのも、育休から復帰してからというもの、仕方ないのだが、地方の案件はなかなか担当できない。みんなが地方を飛び回って案件が回しきれない、と言っているときに助けになることが出来ず、もどかしい。

また、時短勤務なのでこれも仕方ないが、営業が私に回す仕事の量を少なくしている。あからさまに不要だという態度に(被害妄想なのは分かっているが)、密かにテンションが下がっているのも事実。

かと言って子の世話を多分に外注してまで私は仕事がしたいのか?というと、よく分からないのだ。仕事人間の自分と、母の自分との割合が日々刻々と変化するので、自分でも何がなんだか分からなくなる。

 

今後子が成長していっても、子どもを巻き込んで会社勤めを続けるのか、それは今の会社なのか。それとも自分で何か稼げる道を探して家にいる時間を増やすか。お金を稼がないという選択肢は性格上今のところあり得ないのだが、働き方を変えてもいいかなぁという気持ちが、最近ふわふわと湧き上がってきて仕方がない。現状維持か、転職か、資格か…具体的なプランは何もないが、ゆっくり考えて、子が小学校に上がる前には結論を出したいなあと思っている。何だかんだ言いながら、現状のまま生きていく可能性も否めないが、ね。