パジャマとテディベアと私

子持ち30代会社員(女)の毎日を綴ります。

仕事納めの日に思ったこと

ようやく、ようやく仕事納めの日。子が保育園児なのでほとんど定時には会社を出ている私だけど、仕事納めの日はやっぱりいつもと違う。
明日から休みという解放感と、「よいお年を」という定番挨拶の安定感と。まだ大掃除も年賀状も終わってないのに、12月が過ぎるの、早すぎる...という若干の寂しさもありつつ、やっぱり楽しいのがこの日だ。

保育園に子を迎えに行き、手を繋いでいつもの歩く。もうすぐ家に着く、その手前に橋を渡るのだけど、その橋に差し掛かる直前に背後から「おーい」の声。同じく今日が仕事納めだった夫が、ちょうど合流したのだ。
ことあるごとに「3人でいるのがいい」と言っている子が夫に気付いて、ぱーっと表情を輝かせる。その様子を見て、子を真ん中にして3人で手を繋いで家に向かっている間、手前味噌ながら幸せっていうものを感じてしまった。

正直、夫とはわりと長い付き合い(恋人4年、結婚8年目)なので、「好き」なのか?と問われるとよくわからない。自分のことしかしない上にそれすら不十分で家事をどんどん増やしてくれて毎日イライラさせられるし、年をとって風貌もなんだかぼんやりしてきている。そんな夫を目の前にしていると、ため息もついてしまうし、つい昔好きだった人のことを思い出して、もし、あの時...と、妄想の世界に浸ってしまうことがある。
ただ、夫でなければ子にも出会えていない。子を愛してくれて仕事納めに真っ直ぐ家に向かい、合流してくれるこの人が、私の幸せの源泉の一つであることは間違いないのである。

冷たい風が吹く中、繋いでいた手を離して走り出した子の背中を追いかけながら、満ち足りた気分になった。